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カーリースのデメリットを、6社の公式の書き方で確かめました

カーリースのデメリットは、隠されてはいません。どれも各社の公式サイトに書いてあります。ただ、料金表から離れた「よくある質問」や注に書かれていて、申し込む前に気づきにくいのが本当の弱点です。

このページでは、6社の公式サイトで確かめられたデメリットを6つに分けて、数字と原文で並べました。「やめとけ」という感想は書いていません。自分に当てはまるものがあるかを、契約の前に見てください。

1

表示の月額と、本当に払う月額が違う

広告に大きく出る月額は、ボーナスの月に多く払う前提の金額のことがあります。収録6社でこの形の額を大きく出しているのは、ニコノリだけでした(116プランすべて)。いちばん開きが大きかったのはミライースです。

表示されている月額(もらえるプラン・9年)
5,500 円
同じページの、毎月同じ額で払う場合
17,820 円

表示の5,500円は、年2回のボーナスの月に73,584円を足して、それを18回払う前提の額です。毎月同じ額で払うと17,820円で、表示の3.2倍になります。N-BOXでも、表示の8,800円が毎月払いでは26,620円です。

書き方は正直、でも比べにくい

ニコノリの公式ページには、足す額と回数がきちんと書いてあり、毎月同じ額で払う場合の金額も同じページに並んでいます。困るのは、ボーナス払いの額と、ボーナスなしの他社の額が、検索結果や比較記事で同じ列に並ぶことです。このサイトでは、ボーナスの分もならした「実質の月額」だけで比べています。

実質の月額 =(月額 × 払う回数 + ボーナスで足す額 × ボーナスの回数)÷ 契約の月数。収録データでボーナス払いの表示があったのは116プランで、開きはいちばん小さいもので2.4倍でした。

2

安いプランほど、最後に車が残らない

月の料金が安いプランは、たいてい契約が終わると車を返します。会社は、そのとき車がいくらで売れるかを先に見込み、その分を引いて料金を決めているからです。

車を最後にもらえる条件をつけると、月の料金は上がります。それぞれの車でいちばん安いプランとくらべました。収録59車種の平均で、軽自動車は月3,067円、ミニバンは月26,761円の差でした。くらべる相手は、多くがエンキロの返すプランです。追加のお金なしでもらえるのは、6社のうち3社です。

どの会社なら何年でもらえるか、もらうと月いくら高いか →

3

走れる距離に上限があり、超えると請求される

エンキロ以外の5社には、月に走れる距離の上限があるプランがあります。超えた分は、返すときに1kmごとにお金を払います。上限と1kmの額は、会社とプランで違います。

  • カーリースカルモくん6年以下の契約は月平均1,500kmまで。超えた分は1kmあたり8円。7年以上の契約は上限なし
  • リースナブルプランごとに上限がある(公式の例は月750km)。超えた分は1kmあたり15円(税別)が目安
  • オリックスカーリース月2,000kmが上限。ただし精算するのは途中で返すときだけで、8円/km。契約が終わって返す・もらうときは精算しない
  • ニコノリ返す前提の標準プランは、契約のときに距離を決める(年5,000kmくらいなら標準プランで使えると公式に記載)。もらえるプランは上限なし
  • オリコで乗ーる契約のときに月500kmか1,000kmを選ぶ
  • エンキロ上限はない。そのかわり、走った分だけ毎月払う

たとえばカルモくんの6年以下の契約で、上限を月100km超えて5年乗ると、6,000km分で4万8,000円です。毎日の通勤や遠い実家への行き来がある人は、上限から先に見たほうが安全です。

あまり走らない人は、走った分だけ払う方式とどちらが安いか →

4

途中でやめると、まとまったお金がかかる

6社のうち4社は、途中でやめることを原則みとめていません。カルモくんは「契約後の解約はできません」と書いています。ニコノリも「原則として契約期間の途中で解約することができません」です。オリコで乗ーると、走った分だけ払うエンキロも、原則やめられない決まりです。そのうちオリコで乗ーるは、有料のオプションを付ければ決まった時期からやめられます。

事故で車が使えなくなったときなど、やむを得ず終わる場合は、残りの料金をまとめて払う形になります。オリコで乗ーるは、その額の決まり方を式で公開しています。

オリコで乗ーるの、途中でやめるときのお金

足すもの: まだ払っていない料金、遅れた分の損害金、残りの期間の料金、事務手数料、最後の車の見込み額

引くもの: まだ使っていない費用、車の査定額

公式FAQ「中途解約金」の式を、言葉を変えて書いたものです。月1,100円(税込)からの「中途解約オプション」を付けると、このお金なしでやめられます。やめられるのは、5年以下の契約なら3年目から、6年以上なら終わる2年前からです。

例外は2社です。オリックスカーリースは、契約ごとに決まった年数(7年契約なら5年)を過ぎれば、原則お金なしで終えられます。リースナブルは途中でやめられますが、車の査定額と残りの料金との差を精算します。

6社の途中解約の書き方を、原文で並べたページ →

5

返すとき、傷やにおい、付けた部品で請求される

車を返す契約では、借りた物として元に近い状態で返す必要があります。ニコノリは、返すときにお金がかかる主な例として「走行距離の超過」「大きな傷」「匂い」を挙げています。エンキロは「お車の損傷はお客様負担での修理となります」と書いています。車の中でたばこを吸うことも、電子たばこをふくめて禁止です。

オリコで乗ーる・カルモくん・リースナブルは、部品を付けることをみとめています。ただし、返す前に外す決まりです。オリコで乗ーるは「リース期間満了時にはご契約時と同じ状態に戻して返却してください」と書いています。カルモくんの書き方は「車検に通る範囲&原状回復していただければ」です。リースナブルも、返すときに元に戻す必要がある場合があるとしています。

最後に車をもらう契約なら、車は自分のものになるので、返すときの話は当てはまりません。オリックス・ニコノリ・リースナブルのもらえるプランと、カルモくんの「もらえるオプション」がこれに当たります。

6

「コミコミ」に入っているものが会社ごとに違う

税金や車検の費用が月の料金に入っているかどうかは、同じ「コミコミ」でも会社とプランで違います。とくに車検のときの点検や整備の代金は、入っていない会社があります。

  • 入っているニコノリ(税金・車検・点検込み)。オリコで乗ーるのフルメンテ・ライトメンテのプラン
  • 入っていないオリックスカーリース(公式FAQ「車検などの整備・保守費用は含まれていません」)。オリコで乗ーるのシンプルプラン
  • 別料金・オプションリースナブル(月3,300円から)、カーリースカルモくん、エンキロ

月の料金が同じくらいなら、どちらに点検代が入っているかで、払う合計は変わります。契約の中身も、あとから変えにくい点に気をつけてください。オリコで乗ーるは、メンテナンスや走る距離を「リース期間中に変更はできません」と書いています。

7

カーリースのデメリット、よくある質問

Qカーリースが「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
A

途中でやめにくいこと、走れる距離に上限があること、返すときに傷などで請求されることが主な理由です。

6社のうち4社は、途中でやめることを原則みとめていません。どれも公式サイトに書いてあります。ただ、料金表から離れた「よくある質問」にあることが多く、申し込む前に気づきにくいのです。

Qカーリースの広告の月額は、本当にその金額で乗れますか?
A

ボーナス払いの前提の額で、毎月はもっと高いことがあります。

収録6社で、ボーナス払いの前提の額を大きく出しているのはニコノリだけでした。いちばん開きが大きかったのはミライースです。表示は月5,500円で、毎月同じ額で払うと月17,820円でした(3.2倍)。ボーナスの月に足す額と回数は、公式ページに書いてあります。

Q走れる距離の上限を超えると、いくら払いますか?
A

カルモくんは1kmあたり8円、リースナブルは15円(税別)が目安です。

カーリースカルモくんは、6年以下の契約で月平均1,500kmを超えた分が対象です。リースナブルはプランごとに上限があり、公式の例は月750kmです。オリックスカーリースは途中で返すときだけ8円で、契約が終わって返すときは精算しません。エンキロは上限がなく、走った分だけ払います。

Qカーリースで、メンテナンスの費用は月の料金に入っていますか?
A

会社とプランで違います。

ニコノリは税金・車検・点検が入っています。オリックスカーリースは「車検などの整備・保守費用は含まれていません」と書いています。リースナブルは月3,300円からの別料金、カーリースカルモくんとエンキロはオプションです。

自分の条件で確かめる

6つのうち、走る距離と、最後に車を残したいかの2つは、会社選びで避けられます。くらべるページでは、走る距離と「もらえるか」を選ぶと、ボーナスの分もならした実質の月額で6社が並びます。

走る距離と年数で6社を比べる →

特定の会社を悪く言うためのページではありません。どの会社も、条件は公式ページに書いています。見つけにくい場所にあるものを、ひとつの場所に集めました。

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料金は各社公式サイトの2026年10月27日時点の税込表示です。契約の条件と引用は、2026年10月18日に各社の公式サイトで確かめました。契約書(約款)は見ていません。申し込む前に、必ず各社の公式サイトで確かめてください。